ブルーベリーが持つ5つの魅力(消費者・生産者・地球目線)
お久しぶりです。
月1更新もできなかった、どーもぼくです。
すっかり秋模様になっちゃった。
いやーブログって難しいですね。
なんだか肩に力が入っちゃって、パソコンを開くのが億劫になってしまう。
(言い訳すんなよ)
しっかりアウトプットして、思考を掘り下げていきましょう!!
今日はブルーベリーの魅力についてお話していきます。
消費者目線、生産者目線、地球目線をザックリ5つにまとめてみました。
消費者目線

①健康

ブルーベリーといえば、「目に良い」というのが一般常識。
これは、果実に多く含まれているアントシアンが、目の疲れを軽減させる効果があるからです。
アントシアンは、ポリフェノールの一種であり、ナスや赤しそなどにも含まれていますが、ブルーベリーの含有量は他の野菜とは比べ物になりません。
また、ブルーベリーの効力はそれだけにとどまらず、「ブルーベリー生産の基礎(玉田孝人著)」によると、抗酸化の強い野菜・果物を40品目調べたところ、ブルーベリーが断トツの1番という結果が出ていました。
抗酸化作用といえば、近年では一般的に使われるようになったアンチエイジングという言葉を思い出します。
老化現象を抑制して、健康で長生きするために素晴らしい効果といえるでしょう。
また、英国イーストアングリア大学などの共同研究報告によると、毎日ワンカップ(150g程度)ほどのブルーベリーを食べたところ、過体重・肥満者の循環器疾患の発症リスクが低下する傾向が見られました。
豊富な食物繊維を含んでおり、美肌、ガンなどの生活習慣予防、腸内環境の正常化にも効果があることが実証されています。
果物といえば、甘くておいしいから買うんだという方がほとんどでしょう。
先日も、ぼくがブルーベリー栽培を始めたと知人に話すと、「トマトとかイチゴとかは美味しければ高くても買おうと思うけど、ブルーベリーは買わないよ」
と軽く毒を吐かれました。
ブルーベリーなんて小さく酸っぱくて、そのわりに値段も高い。
しかしですよ。
近年のブルーベリーは、品種改良がされて500玉級の大粒で、非常に甘いものも増えています。
上記で挙げたような健康面にも優れた果物で、なおかつ甘くて大粒で美味しいブルーベリー!
となれば、少し高くても、日常生活に取り組むべき果物だと思いませんか?
人間は、予防に対する費用は低く見定め、解決策に対する費用は法外な額でも支払うといわれています。
分かりやすい例でいうと、災害とは無縁な生活を送っている人に「保険は大事だから入った方が良いですよ」といっても、自分には関係ないとスルーしがちですが、身近な人が被災に合うと、法外な額でも保険に加入しちゃうみたいな感じです。
話が脱線しましたが、
是非、ブルーベリーを食べる習慣を身につけて、美味しく楽しくヘルシーに健康的な人生を送りましょう。
生産者目線

②環境適応力が高い(日本全国どこでも栽培が可能)

ブルーベリーは、土地を選ばず日本全国どこでも栽培できるのが特徴的です。
寒冷地では、主に耐寒性に優れたハイブッシュ系の品種を栽培。
暖地では、耐暑性に優れたラビットアイ系を栽培するのが一般的と言われています。
また、土耕ではなく、ポットでの栽培も容易なため、初心でも簡単に栽培が可能です。
これが新規就農者にも、ブルーベリーが人気な理由といえるでしょう。
③加工するのに便利

ブルーベリーの加工といえば、ジャム、スイーツ(ケーキ、かき氷、ソフトクリーム、どら焼き?)などが挙げられます。
冷凍貯蔵も可能なので、非常に便利!!
雨で裂果した実も、ジャムにすれば問題ないですし、活用方法は無限大です!!
④収穫時期がバッチリ夏休み

ぼくがメインで栽培する品種はラビットアイ系です。
ハイブッシュ系の方が粒が大きく、味も甘いという評価を得ています。
しかし、耐暑性が低く、千葉県は灼熱地獄のような夏が訪れるので、栽培に適していません。
その点、ラビットアイ系は、耐暑性・樹勢共に優れていて、豊作も期待できるので観光農園に向いています。
なにより大事なのが、収穫時期!!
ラビットアイ系は、7月上旬~9月上旬まで!!
まさに、ぼくが開園させたい夏休み期間にピッタリなんです!!
※ハイブッシュ系は、一般的に6月上旬から7月下旬まで。
6月に実がなるハイブッシュ系も数十本栽培しているので、小学生の農業体験等を誘致して、「夏休みに家族を連れてまた来ます」という子供行きつけの農園的な感じが出来たら、素敵だなと思っているので、これも実践してみたいです。
小学校の先生、御贔屓に!!
地球目線

⑤環境にやさしい(Co2の抑制、無農薬栽培も可能)

みなさんはフードマイレージという言葉をご存じでしょうか。
これは食料の輸送量×輸送距離で表され、この数値が高いほどCO2排出量が多く地球に負担を与えていることになります。
スーパーマーケットで売られているブルーベリーの産地は、大半がアメリカ、カナダ、チリ、オーストラリア等の比較的日本から遠い国です。
ここで、アメリカ産のブルーベリーと長野県産のブルーベリー1tを運ぶ際のCO2排出量を比較すると、アメリカ産は2780gに対し、長野県産は5gという結果に!!
ブルーベリーの重さや質量からみても、極めてインパクトの高い数値といえます。
国産のブルーベリーを選択するだけで、地球に優しくなれた気がするなんて、なんだか良い気分ですよね。
これからは、フードマイレージを意識して、お買い物をするように心がけましょう。
また、地球へのインパクトもさることながら、生産者・消費者にとっても嬉しい話が、無農薬栽培も可能という点です。
ブルーベリーは樹勢が強く、病害虫にも強い性質を持っています。
そのため、農薬を使わなくても、栽培が可能とされています。
これは生産者の労力面からみてもありがたいことですし、消費者にとっても嬉しいところかと思います。
しかし、ここで宇部節を炸裂させていただくと、必ずしも無農薬が素晴らしいというわけでない ということを声を大にして言っておきたい。
実をつけた後の農薬散布は、直接口に入れるものなので使用を控えるべきだと思いますが、虫がつきやすい時期や広がってしまった場合に限っては、処置が必要と考えます。
「うちは無農薬で栽培してます」という圃場で、虫が付いていたり、病気がちな樹々が点在していたら、嫌ですよね?
しっかり管理されている圃場ならば、適切な方法で然るべき処置をしなければと考えます。
これは地球にも優しく、生産者の労力軽減、生産者にとってもうれしい魅力の1つといえるでしょう。
まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は消費者目線、生産者目線、地球目線に分けて説明させていただきました。
ブルーベリーの魅力について、四の五の言いましたが、要するに ブルーベリーは素晴らしい果実 ということだけ抑えていただければオールオッケーです!!
来月はいよいよ植え付けをしていきたいのですが、資材購入やら液肥混入機をどこの業者にするのかいまだ未定な状況なので若干焦っています。
しかもやっぱり100万円以上かかりそうで、収入がないぼくにとってはなかなか苦虫を嚙み潰したような顔にならざるを得ません。
、、、とはいえ、まだ想定の範囲内。
0から1になる瞬間というは、不安もありながらドギマギしちゃう感じがなんともいえませんな!
夢に向かって邁進するのみです。
かかった費用が出そろったら、出し惜しみなく報告いたします。
ではまた!