HIKING

アメリカ縦断4265kmの旅日記130日目

4時に目が覚めて携帯をチェック。
二件メッセージが来ている。
一件は潤さんからもう一件は山渓の人から。
なんと潤さんが山渓の人に働きかけてくれて、
僕の旅を掲載してもらうようにお願いしてくれたそうだ。
誰かを思い、そうやって働きかけられる人は本当に素晴らしいと思う。
もし実現したら、お世話になった人達にも頑張っている姿を示せる、そんな素晴らしいことはない。
ニャセーニョが俺の荷物が届く月曜日まで待ってくれるという。
本当に素晴らしい相棒だ。
この調子で行けば、9月4日に到着出来そうだ。
めちゃくちゃ早いが、モニュメント行けないより数万倍ましである。
この後、バンフにヒッチハイクで行き、9月中旬にはPortlandからメキシコシティに飛ぶプランでいこう。
洗濯させてもらいテントも洗う。
  
今日は車を借りて街に遊びに行くという、すごいな!
ただニャセーニョがまた財布がないという、探すこと30分、ベットの下から発見。
二回目だぞ、と言いたいが、自分も良くやるし気持ちも分かるぞ。
13時、まずはREIに向かって出発
そして、なんだか友達にアルトラをまけてくれないかと電話をしてくれている。
そしてヒッチハイクをしているおっさんに窓を開けて1ドル渡す、
どんだけスウィートなんだろうかこいつは、24歳だぞ。
なんでそんなスウィートな事をするのか聞くと、そんな気分だからなんとなくってどんな気分やねん。
14時、REIに到着して支払いについて聞くと、うちはお金を戻したと証拠を印刷してくれた。
なるほど、これで明白になったぞ。
altraがなかったので、インジンジーの靴下だけを購入。
こんなのに1600円も払っているのは正直馬鹿馬鹿しい感はあるけど、これでマメを作らず歩けるようになったのだ、感謝感謝。
でもこれで買うのは最後にしよう。
今日は風が強い、街路樹が根こそぎ持って行かれて倒れている。
走っていると目の前に太平洋、なんだか感動
15時、街中のアウトドアショップへ
駐車場代3ドルは自分が払う、こういうところからしっかりしていこう
アルトラの古い型が100ドルの20%オフ、税金も入れて84ドルで売っていた
サイズもばっちりだったので即買い
オリンパスは長距離を歩くのには優れているけど、これ以上はもうそんな必要はない。
ダウンタウンに行きバーにいく。
そしていよいよ日本食のお店くしバーへ
念願のお好み焼きを食す。
しかも広島風お好み焼きだ。
メニューにはなかったがウェブにあったので聞いてみると出来るという、もう興奮。
焼きそばにお好み焼きの生地、マヨネーズと照り焼きソースを乗せた感じではあったものの十分満足のいく味付け。
ニャセーニョは普通のお好み焼きと辛いラーメン。
相変わらずよく食う。
そして会計、びっくり
お好み焼き10ドルに対して広島風は18ドル
1000円も違うんかい!!
そんなら食わんはぼけと言いたいところだが、食ってしまったもんは仕方がない。
そしてこれから昨日言っていた映画を観に行こうと言ってくる。
ヒマラヤ登頂のムービーだから字幕なしでも楽しめるかも知れないが、完全に体が疲れている。
せっかくの機会だから、仮眠を少しとっていくことに。
映画が始まるまでの1時間、僕は車へ彼はスタバへ
そして19時、ニャセーニョとMERUというアメリカ人がヒマラヤ登頂を目指した映画を見る。
なかなかローカルな感じな映画館。
内容は数年掛けて3人の男が登頂を目指すノンフィクションドキュメント。
映像技術は圧巻だが、内容少し物足りない気がする。
これも引っくるめてノンフィクションなのたろう。
世の中には本当にすごいことをやっている人がたくさんいる。
自分は人生で何がしたいのか?
これについて考え実行している人は世の中どれだけいるのだろうか。
自分もPCTの後のこと真剣に考えてみよう、これが終わってから。
僕がしたい旅はなんなのか。
21時半に帰宅するも電気がついていない、未だに停電しているみたいだ
そして昨日10ドル払って買ったビールが空
ここの人たちは、自分の物もみんなの物、みんなの物も自分の物という感覚なんだろうな。