HIKING

アメリカ縦断4,265kmの旅日記(67日目)

1202.4マイル
みんなが寝ている中、5時半起床。
久しぶりのカウボーイキャンプも快適に眠れた。
テント2張、カウボーイキャンプ9人という光景はなかなか面白い。
充電しながら朝からあすきと長電話、
あっことも母さんとも電話。
市営住宅の退去費、
10万でがっかりしていたら14万円とのこと。
もうこの際どーでもえーわぼけー
みんな出発していく、
俺もやっぱり夕方にはトレイルに戻ろう。
ポストオフィスが開き、
荷物を引き取る。
3つのはずが、1つしか届いていない。
明日休みでいつ届くか分からないとのこと。
まじでやっちまったなぁ
どうしたら良いか分からない自分に
配達のにいちゃんが声をかけてくれた。
トラッキングデータを調べてくれ、
とりあえず月曜日に着くことが判明。
急いで損をするとはまさにこのことである。
UPSで送ったため再送にはまた送料がかかるとのこと。
隣の店のおじさんが再送してくれるようにお願いしたが、
なんとも歯切れの悪い返事だった。
プライオリティーなんとかで
送らないといけない理由がやっと分かった。
再送6ドルを払ったことでひと段落したが、
もうアマゾンで頼みたくないと思わせる出来事だ。
買うとしても、3週間先の街にしよう。
てか宅配のにいちゃんかと思っていたら、
ランナーというハイカーだった。
前の職業が宅配だったみたいで、
助けてくれたのだ、
とにかく助かった、ありがとう。
とにーさんに電話。
やはりトレイルマジックあるある詐欺はみんな受けているようだ。
久しぶりにてるおさんともいろいろ話した。
電話していたらパスタというにいちゃんが
食べかけのハンバーガーをくれた。
これが肉厚でめちゃくちゃうまい。
多分人生で一番うまいハンバーガーがこれだと思うほど、
うまい。
元気出たー
物乞いハイカー。
16時、出発しようとしているとランナーが
トレイルマジック!と言いながら荷物を渡してきた。
カメラを繋げるジョイントのやつ!
嬉しいけど、すでに金は払っているし
ポストオフィスは閉まってるからtoo lateだ。
まぁこれも良き思い出ってことで。
てかランナーがいなかったら、
ストアに荷物が放置されっぱなしで
結局受け取ることは出来なかっただろう。
本当にスペシャルサンクスだ。
ただアメリカの配達サービスには
値段といい内容といいもう懲り懲りだ、
縁を切りたい
16時半、トレイルに戻るためヒッチハイク。
パスタが止めた車は護衛用のパトカー。
お礼を言い4人で歩き始める。
久しぶりの感覚だ。
良い出会いがありますように。
3時間登りっぱなしも、
夕方で涼しかったからバテずに歩けた。
昼のあのムシムシとした暑さだったらやばかっただろうな。
まつぼっくりがどんどん規格外の大きさになっていく。
20時、ダートロードに到着。
テントが晴れそうな場所があったのでそこに決める、
こないだの二の舞はもう勘弁だ。
蚊もいなく、
平らな乾いた土地、
もう完璧です。
今日の夜も暖かそうだ、
数週間前まで靴下をポケットで温めたり、
レインウェアを寝袋に巻いて寝付けぬ夜を過ごしていた事が信じられん。
ただその代わりに日中の蒸し暑さは上がってしまったが。
gail.daveというヨセミテからスタートしたカップルにあった。
夕日がめちゃくちゃ綺麗、カップルが絵になる。
一緒に出発した3人も到着。
ランナーが寝るところがないからと言って
ハンモックを広げている、カッコいいな。
ザックに付けるカメラのやつ、
なかなか良いんだけど腕に当たって痛い、
改良が必要。
やや重いのが気になるけど、
なかなか良さそうだ。
今日はポストオフィスの悲劇というタイトルだな。
てか初期にテッドの家に送った大事な荷物が
トラブルにならずに済んだんだし、
この程度で良かった。
6ドルで良いネタが仕込めたので良しとします。
やっぱり今日のうちに7マイル歩いておいたのは良かったかも、
トレイルエンジェルの家に着くまで、
25マイル平均でゆっくり行こう。