HIKING

アメリカ縦断4265kmの旅日記136日目の翌日

7時起床、ふかふかのベッドで眠れて熟睡できた。
朝食のブッフェに行こうとしたものの、ブッフェはないとのこと。
そんなら意味がない、ハイカーボックスにあったお菓子を食べてそれで済ませる。
横井くんは3日後にバンクーバーに着くそうだ、タイミングばっちりやないかい!!
お風呂に入れる11時までインターネットを使いながらくつろぐ。
なんとスティーブンパスが通れるようになったみたいだ。
でも、もう良い。
僕の中ではあの火事も引っくるめてPCTなのだ。
綺麗に全部歩けることに意味はなさない。
ランドリーから帰ってきたCardboardが俺のネックゲイターを持っている!
やはりシアトルの家で紛れ込んだみたい、良かったー
11時、ニャセーニョ、クリフハンガー、ワナバスを見送り1人になる。
自分らしくいられるこういう時間が欲しかった。
今日は天気も良いし、1日ネットを使いながらいろいろ整理しよう。
横井くんも明日の夜中にバンクーバーに着くみたいだ。
ここにいてネットを使うのも良いが、明日雨の中ヒッチハイクをするのはしんどいし捕まる可能性も低くなる。
14時、ヒッチハイクをしてバンクーバーを目指すもののどこに行けば良いのかも分からず、正直不安。笑
肌寒い快晴の中、ヒッチハイクすること5分、通った車もまだ5台くらいだろうか、danというジェントルマンが止まってくれた。
しかも今まで止まってくれないであろう後ろにキャンピングカーのジョイントがある綺麗な車だったからなおさら驚き!!
昨日雨の中4時間ヒッチハイクをしていた彼らの事を考えたら、本当にヒッチハイクはタイミングなんだなと思わざるおえない。
てか200kmのヒッチハイクに5分で成功して、50ドル浮かせたと思うとニヤニヤしてしまう。
カナダはkm,kgだからなんだか変な感じ。
ここはアメリカじゃないんだと実感。
カナダの北海道のようなのどかな景色が広がる、好きだわー
結局バンクーバーから南に20kmのとこに位置するデルタという都市まで送ってもらった。
PCTの費用は飛行機代も入れて27万円だそうだ、これにバックパックを入れて30万円、準備費用に10万か15万というところかな。
かなり抑えた感はあるけど、終盤はニャセーニョに吊られてそこそこ使えたし、十分十分!!
danがガソリンを入れるついでにスタバに寄ってコーヒーとマフィンを買ってくれた。
、、、「ここはぼくがだしますよ」これがいない自分が本当に嫌だな。
いつになったらスマートな旅人になれるんだろうか
相変わらず北海道っぽい景色に、ここら辺などこでも寝れるなという意識が働いてしまう。
人として、終わってるな。
17時、バンクーバーから西に20kmくらいの駅、scott road駅という場所に降ろしてもらう。
本当に素敵なおじさまだったな。
これからはこんな感じの旅になるのかな。
とりあえず、日が沈む前に今晩の寝床探し。
若者2人がここら辺は危ないよという。
そしてカメラをそんなとこにかけていたら取られるよと真っ当な事を言う。
ここはバンクーバーの郊外
意識を変えていかなあかんな、
マックに行き用を足そうとしたら水道がぶっ壊れているからか、物がそのまま。
これなら外でした方が数万倍マシだぞ!
マックであすきに電話。
話を聞いてくれる友達がいるのはありがたい。
カナダでキングサーモン釣り
遺跡巡りをするより数万倍ありかもしれんな。
クレーターレイクでお世話になったマルゴからメールの返信。
時間があればうちに来いとのお誘い。
なんだか意外と順調に事が進んでいるぞ。
今日の宿さえなんとかなればハッピーなんだがな。
21時、母さんと電話。
旅で感じた事や今後の事についていろいろ話せる仲、素晴らしい。
22時、ホームレスっぽい人が2-3人、人の事言えないな。笑
マック横のスペースでテント泊、なにも起きませんように。
 
テントを張る前はなかなかの緊張感があるけど、テントに入ってしまうと安心感が出てくる。
全然寒くないのがたまらなく嬉しい。
2時、電車、車がひっきりなしにうるさく、酔っ払いの話し声、近くでしょんべんする人がいたりと緊張しっぱなしで全然眠れない。
そもそも、こんなところに寝ている自分がいけないのだが。
3時、祭が始まったかのように太鼓ガンガン、歌い出した。
もうこうなったら100%寝れるわけがない。
テントを撤収してマックで夜が明けるのを待つ。
マックに行ってみると、閉まってる。
ドライブスルーだけ営業みたいだ。
30分後、雨が降ってくると同時に太鼓の演奏がピタリと止む。
テントが濡れず良かったんだかなんなんだか。