はじめまして。
宇部といいます。
生まれは昭和62年。
出身は千葉県鋸南町です。
簡単な経歴
・東京農業大学(オホーツクキャンパス)
→種苗メーカー5年間勤務
→世界一周ロングトレイルの旅
→地方公務員2年間
→農家(いまここ)
鋸南町でブルーベリー農園開業(2023年7月下旬)に向けて、これから勉強していきます。
実家が農家ということもあって、小さい頃から「いずれは家業を継ぐ」そんな意識がどこかにありました。
そんな思いから、東京農大へ進学し、晴れて切り花の種苗メーカーに入社。
栄養系品目(メリクロン苗)の苗生産を行う部署に配属され、植物と向き合う日々を過ごしました。
職場の環境もよく、業務内容も興味があることだったうえに、休日もしっかりある。
安月給とはいえ、ON/OFFの充実感がある社会人生活を送っていました。
しかし月並みですが、このまま見通しの良い人生でいいのかという疑念を抱くようになりました。
手取り17万円の安月給でしたが、生活コストもあまりかからなかったので、社会人年数×100万円の貯金はありました。
趣味が登山等アウトドアだったこともあり、お金がかからなかったのも幸いでした。
「若いうちは体力はあるが、お金と時間がない。年を取ればお金と時間はあるが、体力がない。」
そんな言葉と出会った27歳の誕生日。
「十分なお金と十分な体力」がぼくにはありました。
だからこそ、なにかに挑戦したいという欲求に駆られていた。
時間は、仕事を続けるか否かの違いだけで作れます。
なので、あと一歩踏み出すちょっとの勇気が必要でした。
そんなときに、シェルパ斎藤さんの著書「世界10大トレイル紀行」という本に出会い「これだ!これを全部回りながら世界一周旅行をしたい!!」という衝動に後押しされ、気づけば翌年、アメリカに渡っていました。
歩いたロングトレイルは延べ10,000km弱。
パシフィッククレストトレイル(4,265km)を始め、10ヵ国を超える国々のロングトレイル歩きながら、世界を放浪することができました。
帰国後は、自身の経験をどう活かすか考えた結果、「地元(鋸南町)を外国人が来るような町にしたい」という思いから、鋸南町役場入庁を目指し、公務員試験を30歳で受験。
見事、31歳になる年に、鋸南町役場に入庁することができました。
家業については、40歳を過ぎて父親も70歳を過ぎた頃に、公務員の続けるか、家業を継ぐか考えようと思っていました。
しかし、入庁して1年半が過ぎた頃。
父親に前立腺のガンが見つかったタイミングで、令和元年9月に発生した台風15号により、実家のハウスが倒壊するという悲劇に見舞われました。
ご存じのように、局地激甚災害に指定されるほど、鋸南町での被害は甚大でした。
ぼく自身も、仕事で災害復旧の担当として、土日も夜遅くまで出勤せざるを得ない状況が続きました。
そんな中、家業を廃業する話も本格的にし始めていました。
父親の病状も悪く、手術が受けられるか分からない状況。
「ハウスを立て直すにもお金がかかる。修繕したところで病気が治る保証はない。ならば、もう廃業するしかない。」
選択肢はほぼこの1択。
そのように父は考えていたといいます。
ぼくは考えに考えた末、たった2年間で鋸南町役場を退職することを決めました。
理由は4つあります。
- 公務員の仕事は代わりがきくが、家業はぼくにしかできない。
- 父親が仕事を続けられる場所を作っておく(手術を受けるにしても廃業しなくて済む)
- 鋸南町への貢献は、役場の職員でなくてもできる。
- やっぱり農業が好き。
退職するのには、十分な理由ではないでしょうか。
職員の方々には、申し訳ない気持ちもありますが、今後は一農家として鋸南町を盛り上げていきます。
2020年3月31日付けで退職し、これを書いている2020年6月13日は、いまだに残る被災ハウスの撤去作業等をおこなっています。
現在、父親はガンの手術も受けられるようになり、順調に回復へと向かっています。
今後は、家業に加えて、ブルーベリーの観光農園を開業できるように勉強していきます。
「なぜ、ブルーベリーなのか?」については、また改めて書きます。
本ブログでは、ブルーベリー農園の開業に向けて、情報発信をしていきます。
「ブルーベリー農園を鋸南町でやる」という覚悟を持って頑張っていきますので、応援していただけると嬉しいです。
また、自身の興味がある、ロングトレイル、海外渡航、ライフスタイル等についても、綴っていきます。
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