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ブルーベリー農園開業を考えている方必見!養液栽培orど根性栽培、結局どっちが良いの?

ブルーベリー農園開業を考えている方必見!養液栽培orど根性栽培、結局どっちが良いの?

毎週月曜日7時にブログを継続更新していきます!

さて、

最近主流の養液栽培と、植物の自生を促すど根性栽培、どっちが良いのだろうか?

本日はこのテーマについて、お話していきます。

ブルーベリー農園開業を志す者であれば、一度は悩むであろうこのポイント。

今回の記事を参考に、どちらを選ぶか判断材料にしてもらえたら幸いです。

ブルーベリーの栽培方法

ブルーベリーの栽培方法は、大きく分けてこの3つ。

  1. 養液栽培
  2. ポット栽培
  3. 土壌栽培

とありますが、観光農園を考えている方は、だいたい養液栽培土壌栽培 を選ばれるのではないでしょうか。(ポット栽培は、基本的に園芸店や家庭用メインですかね)

養液栽培

養液栽培は、ピートモスや鹿沼土などに元肥を入れたポット栽培ではなく、アクアフォームなどの保水性・排水性・耐久性に富んだオアシス状のスポンジを用いて(ピートモスでもいいのでしょうけど)、薄い液肥で成長をコントロールする栽培方法です。

養液栽培のいいところ

・潅水が楽ちん

・生育が早い

・植付後の移動も可能

・草刈りをしなくて良い

メリットはもっとありそうですが、大きいところはこんな感じでしょうか。

防草シートを張るので、草刈りの手間も省けるし、ポットで管理するので、植付後の移動も可能です。

潅水も自動なので、手間がかなり省けます。

そしてなにより、生育が早い

これが一番のメリットではないでしょうか。

効率よく栄養を吸収しているのでしょうね。

養液栽培の悪いところ

・初期費用がかかりすぎる

・盗難の恐れがある

重要なのはこの2点。

土耕の場合、苗木と少しの肥料があれば、栽培可能です。

現在、ど根性栽培で64本(最初は78本)管理しているけど、合計で20万円くらいで栽培できちゃいます。

それなのに、養液栽培をするとなったら、溶液システムに30-40万円、苗木代、ポット代、アクアフォーム代、圃場の整地や防草シート、その他資材代等、かなりの額になってしまいます。

業者に300本くらいで見積をお願いすると、300万円 はかかりそうです。

おそらく、土耕でやる場合の4-5 の値段になるかと思います。

ブルーベリー農園で、1000本以上を管理するところはかなり多いですが、どれくらいの費用がかかっているんですかね。

気になります。

あと、 盗難 

これはインスタでフォローしている農家さんの話ですが、実際にあったそうです。

ポット容器で移動が楽=盗難にあいやすい。

そうですよね、この点も踏まえて対策が必要そうですね。

ど根性栽培

全国的に見れば、まだまだ土耕栽培が主流でしょう。

土壌栽培の中でも、ど根性栽培 と呼ばれる 「無農薬、無潅水、無化成肥料」 の栽培方法をしている生産者もいます。

この栽培方法は、木更津市にあるエザワフルーツランドの江澤さんが生み出したそうで、木更津市のブルーベリー産地では、今でもこの手法を主軸として生産量を増やしています。

僕も実際、2018年10月に江澤さんとお会いして話を伺い、苗を78本購入しました。

ど根性栽培のいいところ

・水管理が不要

・維持費が安い

・盗難の心配がない

ひとつずつ説明していきましょう。

水管理が不要

前述のとおり、ど根性栽培は植え付け後1度も水を与えず栽培する方法です。

野生の木々が育つように、ブルーベリー本来の自生を促すといいましょうか。

実際、近年の猛暑が続く環境でも、ぼくブルーベリーは生き残っています。(一部根腐れ、コガネムシに食われて枯れたものはありますが)

ただし、最近知り合った農家さんに聞くと、江澤さんのところは森林の中にあり、潤沢な腐葉土、火山灰の土地だから無潅水で出来るけど、普通は枯れちゃうから鵜呑みにしない方が良いよと忠告をいただきました。

確かに、うちのブルーベリーは、地下水が高いところで栽培しているので、たまたま大丈夫だったのかもしれません。

5年後に、根腐れで枯れる事例もあるそうなので、こちらも高畝にして植え替えるなど対応を検討していきます。

初期投資額、維持費が安い

ど根性栽培の場合、かかる費用は、苗木代、油かす、硫黄、ピートモス、その他資材といった感じで、1本あたり2000円で栽培できます。

品種によっては3000円くらいになってしまいますが、多く見積もっても本数×2500円で栽培が可能でしょう。

養液栽培は1本あたり1万円はしそうなので、初期投資を抑えてとりあえずブルーベリー栽培を始めたいという方にはおすすめです。

また、維持費についても、年に1回の油かすと硫黄をお椀1杯与える程度なので、毎日養液を与えるよりは経済的です。

盗難の心配がない

ポット栽培のデメリットになっていた盗難の心配。

土耕栽培であれば、掘り上げる作業が手間となるので、まず盗難の心配はないと思います。

当たり前のようだけど、最近はこういう物騒なニュース(飼育豚の盗難など)をよく聞くので、この心配をしなくて良いというのは、大きなメリットです。

ど根性栽培の悪いところ

・生育が遅い

・草刈りの手間

生育が遅い

これはまだ比較したものを実際に見たわけではないですが、ブルーベリー栽培のブログを読み漁るとその差は歴然のようです。

養液栽培は常に栄養を十二分に与えられているのに対し、ど根性栽培は、株がゆっくり成長している印象を受けます。

人によっては、ど根性栽培の方がゆっくり成長するので、株がしっかりしていて根も深くまで張り、果実の甘みも深みがあるとおっしゃります。

これは確かめていないので、何とも言えませんが、成長 という点では、やはり養液栽培が優勢そうです。

草刈りの手間

草刈りの手間は大変です。

冬場は、観光客もいませんし、周りの植物と競争させる意味でもあまり草刈りをしません。

ワイルドに育てるといえば響きは良いですが、そんな感じです。

しかし、オープンに向けてますます生育する草は月に2回は最低でも草刈りをしないとダメだそうです。

これがかなり重労働。

ぼくはまだまだオープンなんてできそうにないので、夏場でも2カ月に1回の草刈りで済ませています(笑)

ブルーベリーVS雑草って感じで、どこにブルーベリーが植わっているか分からなくなっちゃうくらい。

そのせいで、草刈りの時に3本くらい殺めてしまっていますが。

で、結局どっちがいいの?

結論、お金がないならど根性栽培、投資ができるなら養液栽培といった感じでしょう!!

養液栽培はこれからですが、株の手入れやら、苗木の管理が楽そうなイメージです。

水や肥料のコントロールがしやすいというのは、やはり良いですね。

また、土地が限られている人も溶液栽培の方が良さそうです。

広大な水はけのよい畑があるような方は、土耕で栽培してみるのもいいでしょう。

ぼくは両方のやり方を実践しているので、引き続き栽培の経過観察していきたいと思います。

まとめが雑ですが、参考にしてください。

ではでは。

こばなし

Facebook、インスタでカレンダーを物販したら、1週間で50人くらいの方にご購入していただけました!!

すごいね、なんか初めて自分の商品が売れた感じがしてすごくうれしいです。

地元を離れた友人やら、会ったこともない人まで「がんばれよ」と応援してくれています。

ありがとうございます。

そして増刷。

25冊作っていて、75冊増刷して100冊!!

って感じにしたかったわけですよ。

しかしですね、50冊、もしくは100冊しかできないんですって。

、、、悩みますよね。

75冊か125冊

だって現時点で、25冊余ってるのと75冊余っているわけですよ。

50冊ならなんとか本気出せば行ける気がするけど、みんなが買ってくれた後に75冊ってかなり無謀ですよね(笑)

でもね、増刷しました、100冊!!

理由はね、1人でも多くの人と、このブルーベリー農園プロジェクトで繋がるきっかけをつくりたいから!!

50冊増刷したら、可能性は50です。

しかも75冊って微妙だし。

でも、100冊増刷したら、可能性は無限大!!(いや、100だな)

125冊のうち、25冊くらいは身内やらお世話になった人に渡すだろうから、正式にブルーベリー農園プロジェクトを応援してくれている人数がだいたい100と言えるわけですよ、みんなが買ってくれれば(笑)

まぁもう買っちゃったから、あと1カ月75冊売れるように販売促進がんばるしかないな!

営業なんてやったことないけど、勢いでしょ!!

まだご購入いただけていない方は、ご検討ください。

ここまで読んでくれた方なら、すでにおてもにあることをお察ししますが(笑)

ではまた。