なかなかキャッチーなタイトル！
どーも、僕です。
これから毎月
「世界の歩き方」っていう我々のラジオで
ロングトレイルのお話を月に1回
深掘りしていくような流れになったんです。
正直、
過去の思い出話をいつまでしとんねん！って話だし
僕自身も
今興味があることは
農業だったり
面白いアクションを起こすことだったり
そっち系なんですけど、
ラジオをきっかけに
自分がしてきた旅を振り返り
自分が歩いた道がどういう道だったのか
深掘りしてみるのもアリかなって
按配で思っております。
その引っ張り出したエピソードをきっかけに
これから世界へ羽ばたく
ハイカーの何かの参考になる
可能性もあるのだから、
やってもいいかなと思った次第でございます。
それとそれと、
こうやってブログに残しておくことも、
次世代のハイカーのためにも大事なことかと。
旅は自分のためにするものです
「どう見られるか」
ばかり気にしている旅人なんざ
「何がしたいの？」
と一蹴しそうになります。
「誰かのためになった」は
結果論でOKでしょ
自分がフルスイングでやってきた
旅の延長線上に
誰かのきっかけになることができたら
最高ですねってくらいの感覚でいきたいと思います。
そんな感じでこのシリーズを
つらつら時間が空いた時に
書いていきたいと思います。
気になる第一回目は
、、、、、
スペイン巡礼！！
早速行ってみましょう！！！！
スペイン巡礼とは？
キリスト教徒にとっての3大巡礼のひとつ。
それがスペイン巡礼です。
ローマの聖ペトロの墓を詣でる道
エルサレムのキリストの墓を詣でる道
そして、
スペインの聖ヤコブ(スペイン名：サンティアゴ)の墓を詣でる道
もとい
スペイン巡礼は
サンティアゴ・デ・コンポステーラという街の
サンティアゴ大聖堂を目指して歩く
巡礼のことを指します。
1993年には、
ユネスコの世界文化遺産にも登録され、
コロナ前は年間20万人も巡礼者が毎年歩いていたそうです。
巡礼路ってひとつなの？
いい質問ですね。
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道は
代表的な「フランス人の道」をはじめ
スペイン北部の沿岸沿いを歩く「北の道」
ポルトガルから目指して歩く「ポルトガル人の道」
他にも
「イギリス人の道」やら
「銀の道」やら
たくさんの道から成り立ちます。
ただ共通して言えることは、
「終点の大聖堂を目指して歩く」
ってことです。
いちお巡礼者の概念としては、
大聖堂まで100ｋｍ以上歩くことが
前提条件としてあるそうです。
おすすめの道はどこですか？
いい質問ですね(今回はこのスタイルで行きます笑)
僕は一番有名なフランス人の道という
フランスのサン・ジャン・ピ・エド・ポーという町から
ピレネー山脈を超えてスペインに入り
大聖堂までを歩く道を歩いたのですが、
とりあえず行ってみたい！！
という方は
フランス人の道を歩くことをおすすめします。
分かります。
そんな人がいっぱいいる観光地じゃなくて
誰も知らないような街並みに
思いを馳せながら歩きたい！
自分だけしか味わえない旅がしたいんじゃ！！
分かります！
気持ちは分かるんだけど、
とりあえずフランス人の道を歩いておいてくれ！！
フランス人の道を推す理由
推すのには理由がありんす。
だからとりあえず私の意見を聞いておくれ、友よ
①自分と似通った人と出会える
僕も歩く前は、
所詮、
世界中から人が集まる観光地でしょ
みたいな感覚が強かったです。
猛烈に混む北アルプスや
富士登山と同じ類の印象を持っていました。
しかし、
どうでしょうか。
ベットがいっぱいになっていないか
ヒヤヒヤする日も確かにあったけど
そもそもテントと寝袋を持っていたし、
実際宿に泊まりたいタイミングで泊まれなかったことも
一度もありませんでした。
むしろ
同じようなテント装備の仲間と親近感が芽生えて
気づけばいつも一緒に歩くような仲間ができていました。
これは特別、
僕がラッキーだったわけじゃありません。
1日20ｋｍ歩く人は同じようなペースの人と仲良くなり
1日30ｋｍ歩く人は同じようなペースの人と仲良くなる。
会う回数が多くなれば必然と
交わす会話が増えるものです。
出会いの母数が多いことは、
自分が興味を持つ人に
出会う確率を上げることにも繋がると
この経験から思うようになりました。
だから、
マッチングアプリも
母数が少ないアプリより
母数の多いところで
バットを振るようにすることが
大事なんだと思った次第でございます。
②圧倒的な楽しさ
これは仲間ができる前提の話なんですけど、
フランス人の道はとにかく出会いが多いです。
僕はポーランド人の女の子二人、
オーストラリア人のゲイの男の子の
四人で行動を共にすることが
多かったのだけど、
スペイン人のグループや
イタリア人のグループからも
気にかけてもらえて
たくさんの人と交流しながら
歩く楽しさをスペイン巡礼で学びました。
もちろん孤独なハイキングの良さも知っています。
でもそれって
スペイン巡礼ですることかいな？
って思っちゃうんですよね。
誰にも会わないハイキングがしたいなら
アリゾナでもカナダでも
行ってきなさいよ！！
って感じです。
スペイン巡礼を歩く＝出会いを楽しむ
くらいな感覚で歩いてほしいです。
分かります
出会いの数が少ないから
ひとつひとつの出会いが思い出深くて
大切に思える。
でもせっかくラテン系の国で
多国籍の人達と仲良くなれるなら
積極的に出会いを求める旅をしてみてはどうよ！？
と思ってしまう私でございます。
よし、行ってやろう！！
という方は、是非
「初めてのスペイン語」みたいな書籍一冊分くらいの
勉強はしてからいくことをお勧めします。
楽しさが数倍違うこと間違いなしです。
楽しむための努力は
積極的にしていきましょう！！
③恋だってできる！
これはあまり関係ないようだけど
母数が多い＝出会いが多い＝
恋だってできる！
これをここで話すのは
誰が見ているか分からないので伏せますが
黙々とゴールを目指して歩くより
思うがまま
気の向くままに行動することが
ロングトレイルを楽しみ秘訣かも
なんちって
是非これからいく人は
恋だってできることを前提に
楽しんできてください！！←巡礼路の意味よw
そもそも、なぜホタテ貝？？
おおおおおおおお
急にクセの強い質問ですねーーー
これは諸説あるそうです。
1）聖ヤコブ(サンティアゴ)が持つ杖にホタテ貝が付いていた
2）聖ヤコブの生まれは漁師で、ホタテ貝を紋章としていた
3）巡礼者がホタテ貝を食器代わりに使用していた
4）巡礼者がサンティアゴへ行った照明にガリシアの海岸でホタテ貝を拾った
…etc
つまり
よくわかっていないって話ですね。
個人的には
行った証に海岸でホタテ貝を拾ったこと
が有力かと思います。
僕も海岸でホタテ貝拾いましたからね！
それとそれと
ホタテ貝のマーク
左から放射線状に線が伸びていますよね
あれさ、
左を大聖堂があるゴールと見立てて
右に伸びる11本を巡礼路と見立てることができる気がするんですよね。
、、、
でしょ？？笑
トリビアーーーーー♪
こんな人にお勧めだよ！スペイン巡礼！！
最後に、
こんなに人にお勧めだ！ってポイントをご紹介しておきます！
①人生の豊かさは人との出会いと思い出
これにピンっと来た方は
とりあえずスカイスキャナーで
バルセロナの往復チケットがいくらチェックまでしちゃいましょう。
ロングトレイルの良さって
やっぱり人なんですよね。
アメリカみたいな
長い長い道のりだと
中だるみもしちゃうけど
スペイン巡礼は本当に1日1日を大切に過ごせている実感があったんですよね。
あと1週間もしたら、
みんな別々の道なんだって
すごく寂しくなりました。
PCTはどこか
そりゃそうだよなって受け入れられていた自分がいたけど
スペイン巡礼は
その受け入れが結構難しかったです。
それだけ素敵な出会いがあったし
5年の月日が経った今でも
昨日のことのように覚えているし
一生大事にしたい思い出です。
そんな言葉に共感してくれる方には
是非歩きに行っちゃってほしいです！
②人生で何かやった！ってものが欲しい
みなさんはどうですか？
20代で自分がしたことで誇れることはありますか？
30代で自分がしたことで誇れることはありますか？
この質問を自分自身に問いかけたのは
27歳のプロポーズ代作戦に失敗した時です。
(いや、プロポーズはかろうじて成功したんだけど)
27歳
若くてやりたいことができる体力もある
結婚のためにお金も貯めた
時間だって仕事を辞めたら十分ある
年を取ったら
何かを十分な資金はあるけど
それをやる体力はない。
そんな話はたくさん耳にする。
自分は20代
何かこれをやった！ってものがあるのだろうか
そんな自問自答をした結論が
「世界一周しながら、世界のロングトレイルを歩く」
これが20代の自分が
「20代でこれをした！」って誇れるものになった気がします。
そんなロングトレイルだけど
正直、スペインの巡礼路を歩いただけでも、
十分にその達成感のような
充実感は得られると思います。
確かに4265kmのPCTに比べたら
5分の1程度かもしれないけど
そう思えるくらいの達成感は得られると感じています。
何歳からでも挑戦できるロングトレイル
是非、将来のやりたいことリストに
「スペインの巡礼路を歩きにいく」
を追加していただけると嬉しく思います。
終わり
結婚のためにお金も貯めた
いかがだったでしょうか。
情報量少なめだけど、
まぁこんあ
