こんにちは!!
グーグルアドセンスに全然合格しない、どうもぼくです。
どうして受からないのかなぁと少し調べてみたら「ブルーベリー農園開業に向けたサイト(ブログ)なのに、ブルーベリーに関する記事を何一つ書いていない」ということが大きいみたいです(笑
ブルーベリー農園開業に向けてがんばります!と言っておきながら、過去のハイキング日記をただ量産していただけ。
グーグルからの信用がなくなるのも当然ですよね。
残念ですが、アメリカのロングトレイル紀行136日分を一旦削除します。そのうち(泣
そこで、今回からブルーベリーに関する記事も書いていきたいと思います!(動機が不純)
ブルーベリー農園を開業する3つの理由
1.ブルーベリーの最盛期が、本業の閑散期
ブルーベリーの最盛期は、ハイブッシュ系、ラビットアイ系を栽培した場合、6月中旬から9月中旬までになります。
品種によって、早生、中生、晩成と時期は異なりますが、だいたいこの期間に当たります。
(ハイブッシュ系、ラビットアイ系の違いについては、改めて記事を書きますね。)
そして、本業の生産ピークは、3月頃から6月上旬まで。
6月に改植(株の抜き取り)をして、7月は次年度の生産に向けて植え付けをするくらいしかやることはなくなります。(細かく言えばちょいちょいやることはありますが)
そうなると、夏の時期は別の作物を栽培するか、短期アルバイトをするしかないわけです。
つまり、ブルーベリーを栽培したいぼくにとっては、願ったり叶ったりの品目 といえるわけです。
2.アメリカのロングトレイルで出会ったブルーベリー
ぼくがブルーベリーに情熱をかけるもっとも大きい理由がこのエピソードにあります。
少し長いのですが、お付き合いください。
ぼくがアメリカのロングトレイル、パシフィック・クレスト・トレイル(4,265km)を28歳で歩いたときのこと。
このトレイルは、アメリカの乾燥地帯やシエラ山脈、ワシントン州にあるマウントレーニア(コンビニでよく見かけるコーヒーのやつ)付近等、雄大な大自然を満喫しながら、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州と文字通りアメリカを縦断して渡り歩くことができる世界屈指のロングトレイルです。
ぼくがワシントン州に入ったのは、2015年の8月ごろ。
いつも通り、快調にトレイルを歩いていると、森林火災が発生して焼け野原になった場所に出ました。
アメリカは乾燥した地域が多いので、自然発火が起こりやすい環境にあります。
なので、この光景はたまに見る光景です。
しかし、いつもとどこか違う、、、
「ブルーベリーが群生してる!!」
誰かが栽培しているわけでもなく、しかも焼け野原になったあとも自生している野生のブルーベリー。

ぼくらハイカーは、1日に40km以上歩くことが、体に染みついています。
にもかかわらず、1時間も2時間も夢中になってブルーベリー狩りを楽しんだ。

続々と後続のハイカーもやってきて「ここは天国だな!一生暮らせるぜ!!」なんて冗談も飛び交う。
ブルーベリーはハイカーを幸せにする。
ぼくは1リットルのペットボトルいっぱいにブルーベリーを摘み、その日、1日中ブルーベリーを堪能した。

アメリカの縦断中に、このブルーベリータイムは5回くらいはあっただろうか。
ブルーベリーを見つければ、重たいバックパックを投げ捨てて、夢中でブルーベリー狩りを楽しんだ。

雨が降っていようが関係ない。
夢中になりすぎて、隣にクマがいても気づかないだろう。
それくらいハイキング中のブルーベリーほど夢中になれるものはない。
ぼくのなかで、ブルーベリー×ハイキングは密接な関係があり、農業×アウトドアも深いつながりを感じている。
鋸南町と富津市の境にある鋸山を登るハイカーは、だいたい富津市金谷で電車を降りて、ピストン登山、もしくはロープウェイを利用して、また金谷に戻る。
ぼくはこの流れを1つの線にしたい。
鋸南町でブルーベリー農園を開業することで、「金谷から鋸山に登ったハイカーが、来た道を振り返らず、そのまま鋸南町まで歩いて降りる」そんな 線の旅 を提供したい。
3.令和元年9月発生台風15号の悲劇
令和元年9月に発生した台風15号の被害は、鋸南町にも甚大な被害を及ぼした。
寸断された道路や、屋根が飛ばされる民家も多数発生し、局地激甚災害に指定されるほど大きな被害をもたらしました。
多くのボランティアの方、町民の協力により、現在も復旧に向けて取り組んでいます。
そのような被災を経験したからこそ、ライフラインの重要性、災害に備える危機管理、ボランティアとの連携が大切であることを実感しました。
ぼくがつくりたいブルーベリー農園は、贅を尽くした「お客様至上主義」的な観光農園ではありません。
ハイキングで学んだ「これだけあれば十分」という価値観に基づいた、持続可能な観光農園。
ライフラインに頼らない観光農園、「災害時に対応できる観光農園」を実現したい。
つまり、必要最低限の電気は自分で作り、災害時には、ボランティアの拠点となるBASECAMPにかわるようなブルーベリー農園をつくりたいと考えています。
トイレも、バイオマストイレにすれば、災害時でも通常通り使用できる。
水道工事をせずとも、井戸水をポンプで上げられる電力も確保できれば、「水、電気、トイレ」といった必要最低限の施設ができます。
今回の災害時には、道の駅保田小学校の駐車場にて、車中泊をして過ごす多くのボランティアの方を目にしました。
ほんとにありがたいことです。
そういった方々のためにも、災害時には開放して、農園内を一時的なキャンプサイトとして活用してもらえるような拠点を鋸南町につくりたいと考えています。(農地法的にダメなのかもしれませんが詳しい方は教えていただければうれしいです)
ブルーベリー栽培はこんな人におすすめ!
ブルーベリーが好き
当たり前ですよね(笑
ブルーベリーを栽培してみたいなという方は、ホームセンターに行けば売っているので、是非2種類のブルーベリーを購入して、栽培をしてください。
2種類以上が必要な理由については、また別の記事でお話しします。
なんでもいいから、簡単に果樹を栽培したい!
現在、ぼくは「無農薬、無潅水、無化成肥料」の1年に1度の有機肥料(菜種油かす)と年4回程度の草刈りしかお世話をしないど根性栽培 というやり方で、栽培しています。
栽培を始めて1年半が経ちますが、80本育てて、枯れてしまったものは5本、自分で草刈り中にちょん切ってしまった苗が3本なので、なにもしないで9割の生存率です。
この栽培方法については、次回の記事で紹介しますが、簡単言うと、ブルーベリーを過酷な環境で栽培することで、根が深くまで水を求めて張り巡らせて、野生化させる というのが、ポイントになります。
肥料はやらないので生育スピードは遅いものの、確実に成長しています。
実際に栽培してみて、だれでも栽培できる品目だと感じています。
また、近年では溶液栽培も主流となり、土壌環境の均一化が図りやすくなったり、初心者に向いた栽培方法もできているようです。
こちらについて、調べたら記事にしていきます。
まとめ
今回は、ぼくがブルーベリー農園を開業する理由について、お話しさせていただきました。
- 本業の閑散期にできる
- ブルーベリー狩りの感動を共有したい
- 災害時にも活用できる施設をつくりたい
おまけ:簡単にだれでも栽培できる
以上です。
ハイキングやアウトドアが好きな人が訪れたいと思えるブルーベリー農園ができたら、最高にハッピーだなと思います。
豪華かで快適な観光農園を目指すわけではないので、安っぽい印象を与えかねません。
しかし、これからの時代は、災害も考慮したコンセプトは重要だと感じています。
ぼくのコンセプトに共感してくれるハイカーもしくは旅行者に、魅力が伝わるように頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願いします。